見た目だけではない治療を行います

補綴治療とはむし歯などで歯冠(歯の頭の部分)が崩壊してしまい、ものが噛めなくなった歯に対して、残っている根(歯根)の部分に土台(心棒、コア)を作り、その上に人工の歯をかぶせる治療がクラウン(冠)です。かぶせて元の形に回復させることも、補綴治療の役目です。

しかし、削って形を整えたり、歯をなくした部分に人工の歯を入れて見た目をよくする、というだけでは補綴治療は十分とはいえません。どんなに見栄えをよくしても、かみ合わせが悪ければ満足にものを噛めなかったり、他の歯に悪い影響を与えたり、機能的に十分なものでなければ結局は長く安定して使用することができない歯になってしまいます。

補綴治療とは、歯の形態を整えることに加えて、歯が持つ機能(噛む、咀嚼する、しゃべる、嚥下するなど)を回復させる治療です。その際に、もっとも大切なのが「かみ合わせ」です。人間の歯は、ただ単に上下の歯をかみ合わせて当てれば噛めるというほど単純ではありません。噛みちぎるという垂直的なかみ合わせと、すり潰すという水平的なかみ合わせの両方を兼ね備えたかみ合わせを持つ特徴と複雑さを再現させる必要があります。

そのうえ、更に顎関節の状態や筋力、年齢的なお口の変化や性差、さらには噛む力の違いや噛み癖なども考慮に入れてかみ合わせを作り上げなければ、満足な咀嚼機能を回復維持することはできないのです。

理想的な歯並びやかみ合わせを持っている方はなかなかいません。しかし、当院で行う補綴治療は、できるだけ今のお口の状況の中で最適なかみ合わせを構築するため、補綴専門医の監修の元、研鑽を積んで得た知識と技術を最大限に注ぎ込んでいます。常に理想的なかみ合わせに近づけるように努力しております。

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